次に、安倍政権の報道規制は、野党から強い反発を受けている。自民党の谷垣禎一幹事長は、党内の議員が「メディアの口封じ」を主張した件について謝罪したが、野党は追及の手を緩めようとしていない。公明党の井上義久幹事長は、「政治家がメディアに圧力をかけようと考えるならば、基本的な認識が間違っているということだ」と述べた。
日本メディアは、安倍政権による報道規制は「極めて危険な兆候」と判断している。戦時中の歴史を振り返ると、メディアは軍国主義のスピーカーになっていた。国民が事実とかけ離れた欺瞞・捏造の中で理性を失い、戦争は惨敗によって幕を閉じた。
安倍政権には本当に反省が必要だ。強権を行使しメディアに圧力をかけ、人々の口を封じようとするのは絶対に賢明な措置ではない。メディアと国民の疑問に向き合い、歴史を直視し心から悔い改めなければ、国民や世界から信頼を勝ち取ることはできない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月1日