19世紀の政治哲学に基づいて形成された政党は近代化されていないという人もいるが、それは中国共産党の「学習型」という特徴を理解していないためだ。中国共産党は党員に対し、科学、経済、文化を含む各分野の知識の学習を奨励する「学習型」の政党だ。中国共産党中央政治局がその良い例で、その学習内容は、情報技術、電子商取引、農業、金融、環境、法律、グローバル貿易、宗教、国際関係、指導力の建設など多岐にわたる。「学習型」政党の構築を通じて、中国共産党は現代の執政党としての模範を示している。
新政策の制定と実行において、中国共産党は実践における検証を強調する。つまり、小規模の実験において成功した政策のみ、大規模な普及・運用ができるというものだ。こうすることで、大量のミスの発生を避けることができる。中国共産党には厳格な幹部選抜メカニズムがあり、その指導者は質の高い教育を受け、第一線での長期的な職務経験を持ち、幅広く豊富な経験を有していなければならない。中国共産党の幹部は世界で最も有能なグループのひとつだ。
中国共産党はますます対外開放の意欲を示しており、世界との意思疎通を強めている。これは積極的なシグナルであり、力の均衡を構成している。世界により良く理解してもらうため、中国共産党は今、世界に向かって歩みを進めている。最近、叢書「今日の中国」や「中国共産党を読み解く」といった書籍が相次いで出版されていることもその表れだ。
中国共産党は歴史的な使命を背負っている。1千年後、政治制度の年代記を編纂することになった人々は、今日の中国のことを、繁栄する民主社会建設の成功例として紹介することだろう。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年7月2日