資料写真:P-3哨戒機
ネットユーザー「Jeffwell」が6日に投稿したミニブログの内容が、多くの注目とコメントを集めている。その内容によると、米軍と日本人は中日の「中間線」の西側で頻繁に偵察飛行を行っており、民間航空機の航路を横断する際に、標準フライトレベルの±500フィートを飛行しているという。中国空軍は頻繁に緊急発進し、駆逐している。これは南東部の沿岸部で、航空交通量が頻繁に規制される原因の一つだというのだ。またこのネットユーザーは、「パイロットが撮影した米軍偵察機の写真」を投稿した。
これは果たして本当だろうか?情報に詳しい専門家は7日、環球時報の記者に対して、フライトレベルについて説明した。分かりやすく言えば、民間航空組織の飛行高度分配ルールによると、0−179度の針路は600メートルのゾーンになっており、180−359度も600メートルのゾーンになっている。しかし両者のフライトレベルは異なり、その高度を分けることができる。実際に形成されるゾーンには、300メートルの高度差がある。軍機は飛行中、民間航空機との危険な接触を避けるため、民間航空機の空域を避ける。しかし飛行が密集している場合、2つのゾーンの間を通過する必要がある。
中国海軍軍事学術研究所研究員の張軍社氏は7日、環球時報の記者に対して、「いわゆる『中間線』は日本が東中国海の大陸棚で一方的に引いたものであり、中国は認めていない。中国は、沖縄トラフまで大陸棚が自然に延長しているという立場だ。日本の偵察機や戦闘機は、確かに中間線を通過し中国の沿岸部で近接偵察を行い、中国の石油掘削リグの正常な稼働を妨害し、海と空の安全の脅威となっている。日本の他にも、米国の偵察機がある」と述べた。NYタイムズは3月、中日の空の駆け引きの前線基地に関する情報を伝え、安倍首相の就任から中日の軍事的な駆け引きが増えており、戦闘機が空で対峙する機会が増えていると伝えた。
張氏は、「米日の偵察機による頻繁な近接偵察が、海と空の安全事故を引き起こす主因だ。国際的な慣例に基づき、中国南東部の沿岸部の海・空軍機は離陸し、偵察に対応し、監視と駆逐を行う。この軍機の頻繁な離陸は、航空交通量の規制に対して一定の影響を及ぼしている」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月8日