■注目点3:地域問題で一層の共通認識にいたるか
地域問題は一貫して中米両国の注視する焦点だ。今回の訪米で南中国海、台湾、イラン核全面合意の実行、朝鮮半島の非核化など地域の紛争問題において中米両国が一層の共通認識にいたることができるかどうかが注目される。
■注目点4:敏感な問題で溝を埋めることができるか
サイバーセキュリティー、気候、人権などは中米双方にとって敏感な問題だ。中米は以前気候変動問題について「中米気候変動共同声明」を発表した。今回はさらに協力を拡大できるだろうか?王部長は「今回中米は気候変動対策について多国間交渉プロセスを推進し、両大国が尽くすべき責任を担う」と指摘した。サイバーセキュリティーなど敏感な問題で溝を埋めることができるかどうかについて、崔大使は「中米両国はサイバー攻撃の試練にいかに対処するかという問題に共に直面しており、意思疎通と協力を行う理由が一層ある」との考えを示した。
■注目点5:米実業家との交流で何を話すか
米実業家との交流を習主席は一貫して大変重視している。早くも2012年2月の訪米時、中米実業家座談会に出席し、両国の実業家が協力の多くの潜在力を互恵・ウィンウィンの実際の成果に全面的に転化するよう言葉を寄せた。習主席は今回シアトルで実業家と懇談し、現地企業も見学する。習主席が今回の訪米で初の訪問地に米大企業本社の集まるシアトルを選んだことは、明らかに入念に計画されたものだ。