■注目点6:両国関係の位置づけに新たなブレークスルーはあるか
「新型の大国関係」は依然として中米関係の将来の発展を位置づける指針であり、今回の訪米は両国関係に新たな原動力を与えるとの認識で専門家は一致している。
■注目点7:訪米の成果はAPEC期間を上回るか
昨年のAPEC期間、双方は排出削減協力、両軍交流の強化、テロに共同して反対、腐敗の合同取締りなど27件の共通認識や成果にいたった。今回の訪米での成果がAPEC期間時の両国会談でのものを上回るかどうかが各方面から期待されている。このうち最大の注目点は中米投資協定交渉で実質的なブレークスルーがあるかどうかだ。
■注目点8:国連首脳会議でどのような発言をするか
国連創設70周年関連首脳会議は世界の平和と発展という二大テーマをめぐって計画を立てるもので、重大な歴史的意義を持つ。習主席が発言でどのように中国の発展理念を明らかにし、中国の発展の成果を示し、また南南協力や国際協力の面でどのような新たな措置を打ち出すか、全世界が大いに注視している。
■注目点9:国連一般討論演説で中国の政策と主張をいかに説明するか
今回の国連総会一般討論演説には各国の首脳が出席する。第2次世界大戦終結70周年に当たることから、一般討論演説では歴史問題が重要な議題となる可能性が高い。今年9月に中国は抗日戦争勝利70周年記念軍事パレードを行った。国際社会のメインストリームの声は肯定的だが、いくつかの雑音もあった。「中国は武力を誇示している」「中国は近隣国を威嚇している」「両岸の和解にマイナス」などだ。今回の演説で習主席が正しい歴史観をどう明らかにするか、また平和的発展路線を堅持する中国の主張と外交理念をどう語るか。国際社会全体が待ち望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月18日