WSJ紙インタビュー、習主席「新型の大国関係の構築という正しい方向を堅持」

WSJ紙インタビュー、習主席「新型の大国関係の構築という正しい方向を堅持」。

タグ: WSJ 習近平 大国関係

発信時間: 2015-09-23 14:31:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

南中国海、サイバーセキュリティー、中米関係の維持に関する重大な問題についての質問に、習主席は「中米関係を見るには、大局を見る必要がある。両国間の溝のみに目を向けてはならない。南沙(英語名スプラトリー)諸島は古来中国の領土であり、われわれはこれについて十分な歴史的根拠と法理上の根拠を持つ。南沙の一部駐屯島・礁での中国の建設活動と施設のメンテナンスは、いかなる国にも影響を与えず、標的にもしておらず、行き過ぎた解釈をするべきではない。中国側の建設活動は主に人員の作業・生活条件を改善するとともに、国際公共財・サービスを提供し、南中国海の航行の自由と安全を一層維持するための助けとなるものだ」と強調した。 

中国はサイバーセキュリティーの揺るぎない擁護者だ。中国はサイバー攻撃の被害国だ。中国政府は企業秘密窃取行為にいかなる形でも参加せず、これを奨励せず、支持しない。企業秘密の窃取であれ、政府に対するサイバー攻撃であれ違法な犯罪行為であり、法律と国際条約に基づき取り締られるべきだ。中米双方はサイバーセキュリティーにおいて懸念を共有しており、われわれは米側との協力強化を望んでいる。 

中国の国防政策に関する質問に、習主席は「中国はかねてより防御的国防政策と積極的防御の軍事戦略を遂行してきた。中国による国防・軍整備の強化はみだりに武力を用いるためではない。われわれにそのような考えはない。国土以外に中国はアジアにいかなる軍事基地も持たず、軍を駐留させていない。中国は大国であり領土領海領空が広大であり、長い国境線を持ち、国防建設への一定の投入を保持する必要があり、適切な規模の軍隊を保持する必要もある。平和的発展を堅持する中国の決意をはっきりと示すため、私は少し前に兵力30万人の削減を宣言した。中国は永遠に拡張せず、覇権を唱えないと早くから約束している。歴史はこの点をすでに証明しているし、これからも証明し続ける」と述べた。 

中国経済の状況に関する質問には「中国経済は依然合理的範囲内での運営を維持している。中国に必要なのは経済発展の質と効率の向上、経済発展に存在する不均衡、不協調、持続不能な問題の解決であり、これはさらに安定し、さらに遠くまで進む助けとなる。われわれは経済発展方式の転換、経済構造の調整を加速しており、イノベーションによる駆動、消費による牽引を一層重視している。こうした問題を解決することで、中国経済を再生させ、力強い発展の原動力を維持したい」と強調した。

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