地域紛争の緩和から、軍縮の推進、核拡散の防止、環境保護、貧困削減・災害救助、疾患予防・治療にいたるまで、多くの分野の国際的活動が、国連の承認により、論理的・法的根拠があるものと見なされている。
国連はまた、話し合いを通じて戦闘を回避し、国際協力と集団安全保障により意見の相違と争いを解決してきた。アフガニスタン、コロンビア、コンゴ民主共和国、リビアなど30カ国あまりで地雷除去を実施し、180カ国あまりが国連の「核兵器不拡散条約」「化学兵器禁止条約」に調印した。
8つの目標からなるミレニアム開発目標は、人類発展史上の先駆的な取り組みと見なされている。貧困撲滅、衛生、健康、男女平等、環境保護などの分野で具体的な目標とスケジュールを打ち出し、数十億人の生活を改善した。
最も代表性と権威性を持つ政府間国際組織である国連は、創設から70年間、平和と安全、発展、人権を3つの柱とし、人類の進歩を促進する上で、かけがえの無い役割を発揮してきた。