国連創設70周年記念活動のテーマ「強い国連、より良い世界(Strong UN, Better World)」は、国連が追求する人類の幸せ——安全、豊かで、尊厳ある生活——を示している。
しかし、国連の70年にわたる歴史を振り返ると、国連憲章の趣旨と原則が完全には守られていないことが分かる。国際関係にはこれまで、公正さに欠ける様々な現象が発生してきた。
新たな歴史的条件の下、国連憲章の趣旨と原則をより着実に実施し、国連を中心とする国際体系をより効果的に守り、発展させるためには、どのような国際関係が必要だろうか?
歴史の変遷は常に国際秩序観の変化を後押し、国際体系の調整を推進する。国際関係の発展には、正義の力による誘導が必要だ。ゆえに、中国は協力・ウィンウィンを核心とする新型国際関係の構築を提唱する。 新型国際関係の「新型」とは何を指すのか?簡単に言えば、「対抗せずに協力し、独占せずにウィンウィンを目指し、ゼロサムゲームと勝者総取り方式をやめる」ということだ。各国の人々が共に世界平和を守り、尊厳・発展の成果・安全保障を共に享受する。
これは、国連憲章の趣旨と原則を継承するものであり、革新・発展でもある。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年9月25日