中米はサイバー空間に対する関心が異なり、立場と主張も多少異なる。これは客観的事実だ。こうした溝が両国関係発展の障害となるべきではない。双方は相互尊重の姿勢に基づき、対話を通じて溝を縮小し、すぐに解消できないものは効果的に管理・コントロールすべきだ。米側が何かというと中国の政府と軍当局をサイバー攻撃の黒幕と疑い、さらには制裁に訴えると脅すことは、双方の対立を招くだけだ。
習主席が指摘したように、中国はサイバーセキュリティーの揺るぎない擁護者であり、中米が相互尊重と相互信頼を基礎に、サイバー問題について建設的な対話を行い、中米協力の目玉をつくり、サイバー空間が両国および世界の人々により良く幸福をもたらすようにすることを主張している。この発言は戦略的、長期的観点から中米がサイバーセキュリティーの苦境に陥らず、サイバー空間の協力・ウィンウィンを実現するための道筋を示したものだ。
習主席はシアトルでワシントン州と米国の友好団体による歓迎会で演説した際「中国はサイバー犯罪を共同で取り締まるハイレベル対話制度を米国と築くことを望んでいる」と表明した。米側は中国側の善意と誠意に前向きに応じ、中国側と同じ方向に向かい、両国の相互信頼と協力を強化し、国際サイバー空間の平和・安全・繁栄を共同で守るべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」より 2015年9月26日