韓国・聯合ニュースは5日、朝鮮が外国人客向けに、平壌ヘリ遊覧、平壌国際マラソンに参加できるツアーを提供したと報じた。平壌の国際旅行社とツアーを提供する英旅行会社「ヤング・パイオニア・ツアーズ」の関係者は5日、環球時報の記者に対して、「平壌ヘリ遊覧を外国人向けに開放するのはこれが初だ」と述べた。
聯合ニュースによると、1190ユーロを支払えば、2016年の元日にロシア製Mi-17ヘリに乗り、上空から平壌の市街地を眺めることができる。ヘリは105階建ての柳京ホテルを一周し、大同江沿いを飛行し、主体思想塔と五一体育場を通過する。同社の女性ガイドは5日、環球時報の記者に対して、「平壌の旅行会社はこれまでもこのツアーを提供していたが、朝鮮現地の観光客のみを対象としていた。ヘリは高麗航空が保有。ツアーの販売開始後、すでに6人から予約を受け付けている」と話した。同社は主に欧米人向けに朝鮮旅行の商品を提供している。多くのツアーが北京で乗り換える必要があるため、北京に事務所を設けている。
聯合ニュースによると、外国人客は来年4月10日の平壌国際マラソンの開幕式・閉幕式に出席し、自ら出場するか金日成競技場のVIP席で観戦できる。朝鮮は1981年に第1回平壌国際マラソンを開催し、昨年初めて外国人客の参加を認めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月6日