ソウル大学哲学部を卒業後、26歳の金泳三氏は1945年、韓国最年少の国会議員になった。金泳三氏はその後、軍事独裁政権を相手とする民主化闘争の指導を続け、金大中元大統領と肩を並べ戦った。そのため金泳三氏は、軍政府の攻撃と迫害を受けた。金泳三氏は1983年に独裁に反対し民主化の実現を求め、23日間の絶食を敢行し、国内外で大きな反響を呼んだ。
金泳三氏は1992年に金大中氏を破り韓国の大統領に就任した。金泳三氏は韓国の32年間で初の、軍を背景としない大統領になった。金泳三氏の就任は、韓国の32年間に及ぶ軍事独裁統治の集結、国民が選ぶ文官政府の誕生とされた。米ABCは22日、「金泳三氏は大統領として、この頻繁に軍事政変が生じる国において、平和的な権力移譲の基礎を築いた」と評価した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月23日