中国・中東欧協力、「1ベルト、1ロード」のモデルに

中国・中東欧協力、「1ベルト、1ロード」のモデルに。

タグ: 中東欧 1ベルト、1ロード

発信時間: 2015-11-26 10:14:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第4回中国・中東欧諸国首脳会議(16+1)がこのほど、江蘇省蘇州市で開催された。中国による同会議の開催は今回が初めて。「16+1協力」は、中国とASEANによる「10+1協力」に続き、中国が提案して実現した新たな協力メカニズムとして成功を収めつつある。(文・王義桅。同済大学ドイツ研究センター兼任研究員、中国人民大学EU研究センター長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の打ち出しを受け、「16+1協力」のレベルや意義はさらに高まっている。24日に発表された「中国・中東欧諸国協力中期計画」はそれを証明するものとなった。「1ベルト、1ロード」の60カ国余りの沿線諸国のうち、中欧・東欧諸国は4分の1を占め、世界の新興市場の重要な地域となっている。「1ベルト、1ロード」の建設は、沿線諸国の企業の投資の道や貿易の道を広げるだけでなく、中国と中東欧諸国との文化の道と友情の道を広げるものともなる。

第4回「16+1協力」首脳会議では、「新たな起点、新たな分野、新たなビジョン」が主題となった。「新たな起点」とは、中国側が初めて首脳会議を開催したことで、「16+1協力」が過去を継承し未来へとつなげる重要な時期にあることを指す。「新たな分野」とは、今回の会議が、一連の新たな措置を打ち出し、新たな見どころを形成し、新たな分野を切り開くことを主旨としたものであることを指す。「新たなビジョン」とは、今回の会議が、トップレベルデザインを重視し、今後5年の発展の青写真を描くものであることを指す。

今回の会議はさらに、「新たな原動力」「新たなプラットフォーム」「新たなエンジン」を用意するものともなった。

まず「新たな原動力」。投資や貿易は、「16+1協力」で最も活力に満ちた成長源である。例えば、国際電子商取引への協力分野の拡大や「バーチャル16+1技術移転センター」設立の奨励・支援などでの協力は、新たな成長源として「16+1協力」の価値を高めている。中・東欧16カ国のうち、11カ国はEU加盟国であり、残りの5カ国もEU加盟を申請中である。今回の蘇州での会議には、オーストリアとギリシャが初めてオブザーバー国として参加した。「16+1協力」の求心力は高まっており、イタリアも将来の加入を希望している。「新たな原動力」は、新たな成長分野だけでなく、その他の新たな分野や新たなメンバーなどによってももたらされている。

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