中国の外交の成果、2015年を振り返る

中国の外交の成果、2015年を振り返る。

タグ: 外交 AIIB 一帯一路 南中国海

発信時間: 2015-12-31 15:07:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本のオンライン英字誌の「ザ・ディプロマット」は12月30日、マカオ大学准教授の陳定氏の寄稿文「2015年 中国の外交の5大成果」を掲載し、2016年の中国の外交政策について予想した。文章の要約は下記の通り。

(一)中国は国際舞台で世界のリーダーとしての力を発揮し続ける。これは中国の新しいスローガン「中国の特色ある大国の外交」と一致している。これは中国が国際関係の新思想を持つと同時に、世界的な影響力と実力の拡大を模索することを意味する。アジアインフラ投資銀行(AIIB)、世界気候変動協定、9月3日の軍事パレードなど、中国はすべての国々に向け新たな国際関係の構造を構築しようとしている。この構造の目標は、「人類運命共同体」だ。中国の影響力と実力は、確かに日増しに拡大している。特に発展が当面の急務であるアジアと中南米においてはなおさらだ。

(二)中国の「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の提案は、すでに着実に推進されている。この提案は50カ国以上の支持を集めており、その価値を示している。当然ながら一部の大型プロジェクトは、パキスタンなど不安定な地域に位置するため、将来的に数多くの厳しい課題に直面するだろう。しかし中国が忍耐と自制を維持すれば、一帯一路の提案は順調に推進されるだろう。最も重要なことは、この提案が成功したかどうかは、10年後もしくは20年後にならなければ分からないことだ。

(三)南中国海問題を処理する中国の手段は成熟しており、成功している。これはおかしいと感じる人もいるかもしれない。2015年は中国と当事国が南中国海で何度も緊張に陥った年であり、その中には米国も含まれるからだ。今年の年初、人々は南中国海情勢を悲観的に予想していたが、中国にとってはそれほど悪くなかったことが事実によって証明されている。南中国海では、中国と当事国の激しい衝突が生じることはなかった。米国は中国の人工島の12カイリ内に駆逐艦を派遣したが、実際には重大な事件が発生していない。これは中米の既存の意思疎通ルートの有効性が再度証明された形だ。両国は理性的で成熟した手段により問題を処理している。これは地域の平和と安定にとって朗報だ。

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