中国のソナー救助船が2月に南インド洋に到着し、交信が途絶えてから2年弱になるマレーシア航空のMH370便の捜索に加わる。救助船「東海救101号」は1月31日にシンガポールを出発し、オーストラリアを訪問し、ソナーを使い南インド洋の広大な海域を捜索し、3隻の救助船の作業に協力する。英BBCが伝えた。
捜索活動は現在、オーストラリアが中心となり進めている。オーストラリアのウォレン・トラス副首相は1月29日、中国は昨年11月にも同国に同船を派遣し、救助に加わっていたと話した。クアラルンプール発北京着のMH3770便は飛行中に連絡が途絶えた。機内の239人のうち、中国人の乗客が多かった。
3隻の救助船はすでに12万平方キロメートルの海底の捜索を終えている。衛星通信データによると、同機はインド洋で墜落したとみられるが、機体の残骸が仏領レユニオン島で見つかっている。1隻の救助船は1週間前、オーストラリア西部の海域でソナーを失った。これはソナーが海底の泥火山に衝突したからだ。
トラス副首相によると、新たに加わる中国の救助船は、6キロのソナーを曳行し海底をスキャンする。同船の加入により、中国の捜索活動の費用は1400万ドルに達する。捜索活動は6月まで続けられる予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月1日