中国が華陽礁にレーダーを配備? 米国は「意図的に問題視」

中国が華陽礁にレーダーを配備? 米国は「意図的に問題視」。

タグ: 華陽礁 レーダー

発信時間: 2016-02-24 14:25:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の南中国海における「軍事化」にいちゃもんをつけ、南中国海情勢への介入の口実を求める。これは米国の一部の人間が最も得意とする手段となっている。米国の複数のメディアは22日、米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)が発表した衛星写真によると、中国が南沙諸島の華陽礁に先進的なレーダー施設を配備している可能性があると報じた。CSISは「緊張感」を醸し出すため、報告書の中で「中国の南沙諸島へのレーダー配備は、西沙諸島・永興島へのミサイル配備よりも深刻な脅威だ」「地域の局面を大きく変える」と強調した。中国国防部新聞局は23日、米シンクタンクの誇張に関する環球時報の質問に対して、「中国は国際法が主権国家に与える自衛権を行使し、島に必要な国土防衛設備を配備するが、これは完全に正当かつ合法的だ。関係者は米国の南中国海における行為を見て見ぬふりし、中国の正当かつ合法的な島礁建設活動を再三批判し、意図的に問題をこしらえ、緊張ムードを醸し出している。これは下心のある誇張だ」と回答した。

中国国防部新聞局は、「中国の南中国海の関連島礁における建設は、主に民間の目的によるものだ。これには衛星航法や気象などの設備が含まれ、国際社会にオープンサービスを提供する」と表明した。また必要な国土防衛設備の配備が完全に正当かつ合法的であると強調した上で、「米国は南中国海で軍事配備を強化し、大いに武力を誇示し、軍艦・軍機を南中国海の関連島礁の空域・海域に派遣し挑発し、一部の同盟国やパートナーを抱き込み、南中国海で狙いが明らかな合同軍事演習や合同巡航を行っている。米国の行為こそが、南中国海の軍事化の原因であることを指摘する必要がある」と強調した。

海軍軍事学術研究所研究員の張軍社氏は23日、環球時報の記者の取材に応じた際に、「情報が事実だとしても、中国が自国領に防御型の設備を配備するのは正常だ。国土の防御を徹底する上で、まず一定の偵察・監視能力を持ち、外部の脅威を発見する必要がある。例えばある国の艦艇、軍機が領海・領空に近づいた際に、直ちに発見する必要がある。また島に対艦・対空警戒レーダーを設置しても、海と空の正常な航行のいかなる脅威にもならない。中国の南沙諸島の島礁を占拠している一部の国、例えばフィリピンなども例外なくレーダーを配備している。さらには高射砲やミサイルなどの武器を配備しているが、米国は見て見ぬふりしている。米国もグアム島、ハワイ、さらには沖縄にも多くのレーダーを配備している。今になり逆に中国を批判してもまったく理にかなっておらず、完全にダブルスタンダードだ」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月24日

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