「中国は対話や交渉など政治的、外交的方法による国際係争および紛争問題の解決を終始主張している。制裁は目的ではなく、安保理決議も朝鮮半島核問題の根本的な解決にはならない。2日の決議は朝鮮半島核問題の政治的解決の新たな出発点および地ならしとなるべきだ。歴史が繰り返し証明しているように、対話と交渉が朝鮮半島核問題解決の唯一の正しい道だ。朝鮮半島情勢を早急に改善し、朝鮮半島核問題解決の実行可能な道を検討するため、中国側は関係各国に対して朝鮮半島非核化実現交渉と朝鮮半島の停戦・和平メカニズム転換交渉を並行して推し進めるよう促す。中国側は関係各国と共に、これらの構想を推し進める具体的ステップについて踏み込んで協議することを望んでいる。関係各国が共に努力することを希望する」と指摘した。
また「現在の朝鮮半島情勢は高度に複雑かつ敏感だ。そうであるほど、冷静さを保ち、外交的な知恵を発揮する必要がある。中国側は関係各国が中国側と同じ方向に向かい、常に朝鮮半島と北東アジア地域の平和・安定維持の大局に立ち、戦争の危険を断固として取り除き、積極的に知恵と共通認識を結集し、朝鮮半島非核化実現のために共に努力することを希望する。中国側は引き続き責任ある態度で、関係各国と意志疎通や調整を強化し、朝鮮半島の長期的な安定・平和の早期実現のために積極的、建設的な役割を発揮する」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月3日