数カ月後に主要20カ国・地域(G20)首脳会議が浙江省・杭州市で開かれる。杭州市市長の張鴻銘・全人代代表は、首脳会議の開催に向けて準備を進めていることを明らかにした。「杭州は美しい山水、青い空と透き通った空気を用意している」と語った。
賈慶国氏は、「中国が世界経済成長の貢献者でありながら、世界経済ガバナンスの参加者、国際経済秩序の構築者でもある。中国はますます大きな役割を果たしている。G20杭州サミットの開催を通じ、中国は世界経済・金融ガバナンス体系における役割と地位を一層向上できる」と指摘している。
14年の北京APEC首脳会議の開催や、今年9月に予定されているG20サミットなど、中国は世界経済ガバナンスに積極的に参加している。また、中国がアジアインフラ投資銀行と新開発銀行(BRICS)の創設を主導し、欧州復興開発銀行(EBRD)にも加盟。人民元は国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)構成通貨に採用されている。さらに、中国は気候変動対策などにも積極的に取り組んできた。責任のある大国の力量が顕著に表れている。