中国外交部の陸慷報道官は18日に開かれた定例記者会見で、日本が発表した新たな外交青書が海洋問題を誇張したことについて、「日本側は無責任な言論の発表を停止し、中日関係および地域情勢に新たな妨げをもたらさないようにするべきだ」と述べた。
報道によると、日本政府は15日に発表した2016年版外交青書の中で、中国による軍事目的の島礁建設を批判し、中国公船が釣魚島付近の海域に何度も進入していることを批判した。
陸報道官は、「中国は釣魚島及びその付属島嶼、南沙諸島および付近の海域に対して、異論の余地なき主権を有する。中国は国家の領土・主権および海洋権益を毅然たる意志により守ると同時に、直接的な当事国との交渉と協議により関連係争を解決するため努力する」と発言した。
陸報道官は、「安定的な中日関係は、アジア太平洋の平和と安定に不可欠だという、青書の文言にも注意している。日本が本当に中日関係の安定、地域の平和の維持を願うならば、海洋問題の誇張を停止し、無責任な言論の発表を停止し、中日関係および地域情勢に新たな妨げをもたらさないなど、言行を一致させなければならない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月19日