アジアの外相が北京に集結、持続可能な安全を促進

アジアの外相が北京に集結、持続可能な安全を促進。

タグ: CICA 外相会議 アジア安全観

発信時間: 2016-04-28 11:24:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第5回アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)外相会議が、27−28日に北京で開かれる。ロシアのラブロフ外相、韓国外交部の尹炳世長官ら、各国の外相が出席する。

【対話による協力促進】

中国外交部ユーラシア局の桂従友局長は今月13日、国内外メディアの記者会見において、次のように説明した。

今回の外相会議のテーマは「対話で安全を促進」。対話による協力促進、協力によるアジアの持続可能な安全の推進が狙い。

今回のCICA外相会議において、出席者は現在のアジアの安全と発展の情勢、テロ撲滅、アジアの信頼醸成措置、平和的な対話の推進などを巡り、深く意見交換する。外相会議は宣言を発表し、各国の関連問題に関するコンセンサスを広く形成し、アジアの信頼醸成の次の発展を計画する。

中国はその他の加盟国と共に、今後2年間の関連分野における信頼醸成措置に関する行動計画を積極的に制定する。

【アジア安全観を積極的に推進】

今回の外相会議では、持続可能な安全がキーワードとなる。この概念は中国が提唱する、アジア安全観の重要な構成部分だ。

アジアはこの20−30年間に渡り、世界で最も活気あふれる地域となっており、新興経済体が相次いで誕生している。しかしアジアは安全の脅威、衝突と変動の「被災地」「危険地帯」となっている。イスラエルとパレスチナの紛争、イランの核問題、朝鮮半島の核問題、シリア危機、イラクやアフガニスタンの再建などはいずれも、地域と世界の平和・発展に関わる重大な議題だ。

グローバル化が深まる今日は「アジア覚醒」の時代であるが、アジアの食い違い、アジアの問題が複雑に絡み合う時代でもある。桂局長は、「アジア諸国の文明・宗教・文化の発展は多様的で、利益の訴求が異なる。さらにテロ、貧困、領土問題、核拡散など新旧の安全問題および脅威に直面している」と指摘した。

専門家は、「中国は国連安保理常任理事国、アジア最大の国として、食い違いと問題を解消するため責任を負うべきだ。アジア安全観は、中国が提出した高得点の答案だ」と述べた。

アジア安全観は、武力による脅威ではなく協議と対話を、相互排斥ではなく開放と包容を、ゼロサムではなく協力とウィンウィンを提唱する。各国は安全対話を深め、共同安全を促進するべきだ。新しい安全協力を強化し、総合的な安全を促進する。大国の前向きな交流を促進し、安全協力を重視する。新しい安全枠組みの構築を模索し、持続可能な安全を保障する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月28日

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