ドゥテルテ氏、中国との二国間対話の可能性を示唆

ドゥテルテ氏、中国との二国間対話の可能性を示唆。

タグ: 南中国海,趙鑒華,ドゥテルテ

発信時間: 2016-05-17 15:00:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

在フィリピン中国大使館は16日夜インタビューに応じ、中国の趙鑒華駐フィリピン大使が同日、ダバオ市でドゥテルテ氏と会談したと発表した。双方は中比関係の発展について、親密かつ友好的に踏み込んだ意見交換をした。趙大使はドゥテルテ氏に大統領当選の祝賀の意を表し、中国がフィリピンの良き隣人・パートナー・親戚であることを強調し、新政権と共に食い違いを適切に処理し、相互に利する協力を推進することへの期待感を示した。ドゥテルテ氏は、趙大使が祝賀のためにはるばる訪れたことに感謝を表した。また中比関係の改善と発展に力を尽くし、相互に利する協力を強化し、両国民に利益をもたらしたいと述べた。

フィリピンGMA Newsによると、趙大使はドゥテルテ氏との会談後、「双方は非常に良き対話を行った。中国はドゥテルテ政権と協力し、二国間関係を強化したい」と述べた。趙大使は、会談中に南中国海問題が言及されたかという質問に対しては微笑で応じ、コメントを避けた。

今回の会談がどのようにして実現されたかは不明だが、秘密裏に会談がセッティングされていたことは明らかだ。16日未明、比英字紙『Manila Bulletin』やAFP通信などメディア数社は、ドゥテルテ氏が15日夜にダバオ市で、16日に故郷で会談する3カ国の大使の1人に趙大使が含まれることを発表したと報じた。残りの2人は日本およびイスラエルの大使。AFP通信は、ドゥテルテ氏は9日の大統領選に勝利してから初めて大使と会談し、当選後初の正式な公式活動になると報じた。

16日付『Manila Bulletin』によると、アキノ政権よりも緊密な対中関係を維持するかという質問に対して、ドゥテルテ氏は「良好な関係の質が変わることは絶対にない。私はすべての国との友好を維持したい。南中国海の主権をめぐる係争について、国際社会に訴え続けるが、このような協議が失敗に終わった場合、中国と直接対話する。協議が膠着状態に陥り、推進するための勢いが失われた場合、私は中国との二国間対話に乗り出すだろう」と話した。

AFP通信によると、ドゥテルテ氏は、米国の大使と会談する予定は今のところないと述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月17日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。