オバマ氏のアジア太平洋の友好、前途多難か

オバマ氏のアジア太平洋の友好、前途多難か。

タグ: オバマ アジア太平洋 ベトナム 広島

発信時間: 2016-05-23 13:03:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

荒唐無稽の広島訪問

オバマ大統領は就任後の2009年4月、初めて欧州を訪問した。オバマ大統領はチェコの首都プラハで講演し、米国政府は核なき世界の建設に力を尽くすと表明した。世界最大の核大国である米国の大統領は、「核なき世界」という荒唐無稽の手段により世界を震撼させた。米国の同盟国であるフランスでさえ、オバマ大統領の得意そうな発言を皮肉ったほどだ。7年後の今日、オバマ大統領は日本の広島を訪問すると突如発表し、米軍の原爆投下を受けたこの都市を初めて訪問する、米国の現職の大統領になることになった。これは紛れもなく新たな荒唐無稽の措置であり、世界の多くの政治化・メディアは「意味不明」と叫んでいる。

世界の人々から見て、オバマ大統領が「米日友好」を発展させようとするのは理解できるが、広島という歴代大統領が避けてきた場所を訪問する必要はない。現職の米大統領が第二次大戦中の被爆地を訪問するという新記録を作るため、オバマ大統領は人々に迎合し、安倍首相の罠にかかっても気づかないほどだ。

日本は常に、米高官による被爆地訪問の目的は、世界に「核廃絶」を呼びかけることだと称している。しかし人々は日本に別の狙いがあると考えている。

日本はこれまで、広島と長崎を持ち出し、第二次大戦の「被害者」を演じてきた。しかし日本の侵略戦争発動の責任、他国にもたらした損害についてはほとんど言及してこなかった。現在の安倍政権は、最低限の正式な謝罪さえしようとせず、さらには南京大虐殺や慰安婦などの問題をごまかしている。

そのため米国がオバマ大統領の広島訪問は「謝罪の旅」ではないと表明しているが、国際世論は安倍政権の「歴史修正主義」を応援するという嫌疑をかけている。

当然ながら、米国にもどうしようもできない苦衷がある。米国自身の実力が相対的に低下するなか、その世界戦略は同盟国からより多くの支援を必要とするようになった。オバマ氏は現職の大統領として広島を訪問することで、日本の長期的な願いに応え、安倍首相の顔を立てることができる。これは米国の「アジア太平洋リバランス」戦略に力を貸すよう、日本を抱き込むことを促す。

米越にせよ米日にせよ、「友好」は美しい見せかけにすぎない。優柔不断で各自の私心を持てば、その未来に希望はない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月23日

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