フィリピンは一方的に南中国海問題の仲裁を申し立て、国際社会の法律・道徳を脅かしている。
フィリピンは中国やその他のASEAN諸国に対する、厳正なる約束に背いた。中比両国は一連の二国間文書の中で、二国間の協議により係争を解決することで合意している。フィリピンを含むASEAN諸国と中国が共同調印した「南中国海各方行為宣言」にも、当事国による平和的な交渉により係争を解決すると明記されている。フィリピンは2011年に中国と共同声明を発表し、交渉と協議により問題を解決することを約束した。ところが一年後に急に態度を変え、中国側に事前に伝えず、中国側が同意していないにも関わらず、一方的に仲裁を申し立てた。国際関係には、「約束は必ず守る」という明文化されたルールがある。フィリピンの「前後矛盾」は、国際社会の道徳を脅かしている。
フィリピンが国際仲裁裁判所に裁決を申し立てた島礁は、古来より中国固有の領土である。人のものを盗んでおいて、堂々とそれを返還するよう裁判所に求める。このような行為を助長すれば、国際ルールも秩序もあったものではない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月23日