フィリピン独立記念日、中国批判のトーンを落とす

フィリピン独立記念日、中国批判のトーンを落とす。

タグ: フィリピン独立記念日 南中国海問題

発信時間: 2016-06-13 10:48:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

昨日はフィリピンの独立118周年記念日で、アキノ大統領が任期内で最後となる独立日の国旗掲揚式を開催した。昨年と異なり、フィリピンは今年の独立記念日に、中国批判のトーンを落とした。アキノ大統領が談話の中で、南中国海問題を取り上げ間接的に中国をけん制することもなかった。

曁南大学東南アジア研究所の代帆副所長は12日、環球時報の記者に対して、「フィリピンは現在、外交面、特に南中国海問題で、中国との正面衝突を望んでいない。彼らは仲裁の結果を待っており、同問題で中国を刺激し続ける必要はないと判断している」と述べた。

独立記念日の2日前、アキノ大統領はフィリピン独立記念日を祝い開かれた、第15回中比友好日のイベントに出席した際に、「中比両国は相互尊重し、国際法を遵守している。双方の未来の関係は、より幅広いものとなる」と述べた。この発言は昨年の独立記念日における、中国を念頭に置いたと思われる発言と似ている。しかし英字紙フィリピンスター紙はアキノ大統領の発言について、南中国海の係争を抱えながらも、中比関係が発展中であることを示したと報じた。英字紙The Philippine Daily Inquirer紙は、趙鑒華・駐フィリピン中国大使の発言を引用し、「双方が誠意を持って付き合い、係争・問題を適切に処理し、食い違いを棚上げできれば、乗り越えられない溝、解決できない係争はない」と伝えた。

代氏は、「ドゥテルテ内閣の人事は、中国に対する外交政策の積極的な変化の可能性を示している。アロヨ時代の一部の高官が、次期政権・内閣のポストを占めるが、彼らの外交面の方針はアキノ政権と異なっている。次期外相と国防相は、中国との二国間協議に積極的だ。政権交代を控え、フィリピンの民間の雰囲気にも変化が生じている。フィリピン国内では最近、中比関係に関するシンポジウム、中国に関するイベントが数多く開催されている。また中国との友好、二国間交渉を呼びかける民間の学者も、中比関係の発展を推進している」と話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月13日

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