プーチン氏が25日に訪中、重要な政治文書に調印へ

プーチン氏が25日に訪中、重要な政治文書に調印へ。

タグ: プーチン 訪中

発信時間: 2016-06-21 11:01:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国外交部とクレムリン報道局は20日、ロシアのプーチン大統領が25日に正式に訪中すると発表した。訪中の具体的な成果が人々の興味を引き、期待されている。20日付香港紙・南華早報は、中ロが高速鉄道プロジェクトの契約を結ぶと報じた。ロシア紙・ニェザヴィーシマヤ・ガゼータは「大ユーラシアを念頭に置く訪問」と題した記事の中で、ロシアはプーチン大統領の訪問中、中国と「大ユーラシア」経済関係の構築について交渉を開始すると報じた。

中国外交部の華春瑩報道官は、中ロ首脳は多くの重要な政治文書に調印・発表し、双方の関連部門と企業による一連の実務的協力文書の調印を見守ると発表した。また今年は「中露善隣友好協力条約」調印15周年で、双方は重要な記念活動を開催する。ニェザヴィーシマヤ・ガゼータは、プーチン大統領の訪中は、両国首脳の政治的信頼が極めて高い水準に達したことを示していると報じた。

南華早報は消息筋の話として、中ロ双方が今回、30件の貿易協定に調印すると伝えた。また価値にして数十億ドル規模の中ロ高速鉄道プロジェクトについても、合意に達する可能性がある。中国はこのほど、モスクワとカザンを結ぶ高速鉄道に4000億ルーブルを投資することを確認した。また中国の銀行2行は、ロシア北極地域の天然ガス開発に、120億ドルを融資することで合意した。カーネギー・モスクワ・センターの専門家は、高速鉄道と天然ガスの第1陣となる融資が、プーチン大統領の訪中時に実施されると述べた。

ニェザヴィーシマヤ・ガゼータは、中国はプーチン大統領の訪問中に多くの重要な政治文書に調印すると表明したが、これらの文書にはプーチン大統領がサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムで提起した、「大ユーラシア関係」に関する内容が含まれる可能性が極めて高いと報じた。「大ユーラシア」とはユーラシア経済連合(ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスタン)、中国、インド、パキスタン、イラン、一部の独立国家共同体の国でつくる、包括的経済・貿易パートナーシップのことだ。報道によると、中ロは交渉の準備を進めているようだ。中国と合意に達すれば、これは「大ユーラシア」の画期的な一歩目となる。中国は現在、ロシアのこの計画に対して反応を示していない。ニェザヴィーシマヤ・ガゼータは、「中国は22の国と地域と自由貿易区を設立しており、貿易額の4割を占めている。ユーラシア経済連合と中国の関係を活性化させることで、中国の一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の枠組み内で双方の実務的な協力を促進できる」と分析した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月21日

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