中国外交部の陸慷報道官は13日の定例記者会見で、「中国はいかなる状況下であっても、南中国海の緊張、この地域での軍事的対立を望まない。なぜなら中国は平和・安定・安全・繁栄の外部環境を願っているからだ」と述べた。
記者からは「中国側は、国際仲裁裁判所の裁決結果が、地域情勢の緊張を招くと判断するか。中米間の軍事行動はありうるか」という質問があった。陸報道官は次のように回答した。
あなたの間違った言い方を訂正しよう。あれは「国際」仲裁裁判所ではなく、ただフィリピン前政権が一方的に設置を要求した違法裁判所だ。結果が出た後、中国は地域で緊張情勢や軍事行動が生じることを懸念するかとあったが、中国はいかなる状況下であってもこの地域の緊張、この地域での軍事的対立を望まない。なぜなら中国は平和・安定・安全・繁栄の外部環境を願っているからだ。これは地域内のすべての国に共通する願いだ。中国は地域諸国と共に協力し、地域の平和・安定・安全を守っていく。我々は域外国が地域諸国の努力を尊重し、緊張を誇張し引き起こすことのないよう願う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月14日