歴史を見据え、事実の根源を尊重する

歴史を見据え、事実の根源を尊重する。

タグ: 歴史 南中国海

発信時間: 2016-07-14 09:44:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国政府が徴用した民間旅客機2機が13日、美済礁と渚碧礁の新空港に無事着陸し、同日午後のうちに海口市に戻り、テスト飛行に成功した。民間航空機はその前日、両空港の検証飛行を行った。両空港の各種指標は検証に合格し、民間航空機の安全運行を保障する能力を備えた。中国が主権範囲内で民間航空機を徴用し、新空港の検証・テスト飛行を行うのは至極まっとうであり、批判される理由はない。

しかし南中国海の緊張情勢をこしらえ、その現状を破壊するというレッテルを中国に無理やり貼り付けようとしている勢力、いわゆる仲裁案により中国の手足を縛りたくてたまらない連中は、いつもこのような件についていちゃもんを付ける。どれほどやかましく騒ぎ立てようとも、大多数の人は南中国海の島礁の建設に関する歴史的経緯と現実的な進捗を観察すれば、歴史を厳かに見据え事実の根源を尊重する態度になれる。

まず、南沙諸島の異論の余地なき主権を有する大国である中国は、自国が支配する7つの島礁でのみ拡張工事を行っている。これはすでに最大限の自制であり、南中国海の平和と安定の大局を極力守ろうとしている。

次に、関連する国際法と国際的な慣例によると、国家の航空活動は主権国家が自主的に実施を担当し、国際民間航空条約や国際民間航空機関の関連規定による制限を受けない。中国のこのような国家航空活動は民間目的であり、その民間性と世界の公益性を損ねることもなければ、国際民間航空の安全輸送に影響を及ぼすこともない。中国は自主的かつ安全に新空港の検証とテスト飛行を完了した。これは完全に中国側の主権範囲内のことであり、合法かつ合理的で、いかなる国をも念頭に置かず、影響を及ぼすこともない。

その一方で、良からぬ意図により謂れなく中国を批判する勢力は、南中国海で何をしたのだろうか、何をしているのだろうか?

フィリピンは1980年代より、不法占拠した中国の南沙諸島の関連島礁で、軍事施設の建設を開始した。フィリピンは90年代、不法占拠した中国の南沙諸島の関連島礁で、空港と海・空軍基地の建設を続け、関連島礁で空港、兵営、埠頭などの施設の建設と整備を続けた。フィリピンのアキノ政権は、二国間協議により係争を解決するという合意に背き、「南中国海各方行為宣言」の約束を破り、いわゆる南中国海仲裁案を一方的に申し立てた。これにより中国の南中国海における領土主権と海洋権益を否定しようとした。

さらに米国を見ると、不法占拠した中国の島礁である国が長期的に建設活動を行っていることを見て見ぬふりしながら、遠路はるばる軍艦と軍機を中国の近海に派遣し、無数の近接偵察を行っている。さらに南中国海周辺のフィリピンなどの国で、軍事力の配備を拡大しようと試みている。

道のりが遠ければ馬の力を知り、月日がたてば人の心が見える。平和的発展の道を歩み続ける中国は、南中国海を周辺諸国とつながる架け橋として、南中国海を周辺諸国との平和・友好・協力・発展の紐帯として見ている。是非を混同し分断を図る一部の国の行為によって、初心を変えることは絶対にない。誰が南中国海の平和と安定の守護者であるか、誰が国際法と国際関係の基本的な準則の毅然たる守護者であるか、歴史は自ずと公平に判断するだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月14日

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