韓日両国が合意した慰安婦援助基金が28日、ソウルで設置された。日本側は10億円を出資し、両国の慰安婦問題をめぐる歴史問題に「ピリオド」を打った。
28日付韓国・毎日経済新聞によると、同基金が同日ソウルで設置されると、会場周辺で大規模な抗議デモが行われ、基金の先行きに暗い影を落とした。基金の金泰玄理事長は、「現在も存命中の慰安婦被害者は40人で、すでにその圧倒的多数の人と接触している。慰安婦被害者の大半は、基金の活動への参与の意向を示している」と述べた。しかし韓国人は納得していない。ある韓国の市民団体は抗議デモを行い、合意を直ちに取り消し慰安婦問題の協議を再開するよう求めた。
韓国日報によると、国民の抗議のほか、理事長襲撃事件が発生した。金泰玄理事長が式典後にビルを出ると、辛某(21)が唐辛子液を吹きかけ抗議した。金理事長は顔を負傷し、病院に緊急搬送された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月29日