ロシアのプーチン大統領は5日のG20杭州サミットで、ハーグの臨時仲裁裁判所による南中国海仲裁案を受け入れないという中国の立場を支持すると表明した。プーチン大統領は「法的基礎に基づき、ロシアはハーグの臨時仲裁裁判所による南中国海仲裁案を受け入れないという中国の立場を支持すると述べた。これはロシアの法的立場であり、政治的なものではない。いかなる仲裁手続きであっても当事国が申し立てるべきであり、仲裁裁判所が各国の立場と観点を聞く必要があるからだ。この問題において、ハーグの臨時仲裁裁判所は中国の意見を求めておらず、中国の立場を聞いた者もいない。南中国海の領土係争に干渉しないというロシアの立場に変わりはない。地域以外の大国による干渉は、問題解決を損ねるばかりだと考える」と述べた。
プーチン大統領はまた、露中の南中国海における合同軍事演習はいかなる国の利益にも影響せず、軍事演習は露中の安全を促進すると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月6日