シンガポールが南中国海に介入、反発は必然的な結果

シンガポールが南中国海に介入、反発は必然的な結果。

タグ: シンガポール 南中国海

発信時間: 2016-09-30 14:38:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

リー・クアンユー氏の死去後、リー・シェンロン首相が政権を担うシンガポールは「遠交近攻の策」を信じ切り、米日などの「価値観同盟国」との関係を重視している。常に米国に近づき、安全面で米国に依存し、米国のみに気を許し、南中国海の議題で米国に不和し、米国の号令に応じている。公然と中国に圧力をかけ、何度も南中国海問題を喧伝し、何度も南中国海の仲裁を支持すると宣言し、南中国海の航行の自由と国際法の尊重を呼びかけている。

シンガポールの南中国海問題における一連の「非友好的」な動きは、中国を失望させている。特にシンガポールの第17回非同盟諸国首脳会議における不適切な行為は、両国関係を損ねた。しかしこれにより中国人は、シンガポールの真の国家的属性を見直すことができた。シンガポールはアジアにある、華人を中心とする小国だが、大国の遠大な志を持つ、西側化されている多民族国家だ。リー・クアンユー氏の息子であり後継者でもあるリー・シェンロン氏は、常に父の影の中で暮らしてきた。親の七光りを払拭するため、リー・シェンロン氏は故意に衝撃的な発言をし、国際社会のいわゆる「道徳的高地」を占めざるを得なかった。リー・シェンロン氏は今年4月「中米がアジアで覇権を争うなか、アジア諸国の心は米国を向いている。彼らは公の場でどのような態度を示そうとも、米国によるアジアでのより広範な介入に賛成している」と直接言ってのけた。シンガポールの移動大使は6月、「ASEAN内部の事業への干渉」「ASEAN分断化」を図っているようだと中国を批判した。

両国関係は多くの中国人が思っているほど特別ではなく、親近感もない。中国はシンガポールに警鐘を鳴らすべきだ。シンガポールは間違いに気づき、自国の位置づけを認識するべきだ。大国の駆け引きにおいて中立と不偏を維持し、南中国海問題で行き過ぎた言行を回避することで、初めて厄介事を回避し、尊重を勝ち取ることができる。中国もまた、経済・貿易関係の緊密さが自ずと安全面に及ぶことはなく、自国が手にしている潜在的な経済の権力も自ずと実質的な影響力に変わることはないことを認識する必要がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月30日

     1   2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。