米メディアは22日、米海軍が南中国海で再び、いわゆる「航行の自由作戦」を実施したと報じた。
米国防総省によると、米海軍のミサイル駆逐艦「ディケーター」が21日、西沙諸島で作戦を展開した。中建島、永興島付近の海域に入ったが、12カイリ内には入らなかった。米軍が昨年、南中国海の係争中の海域で接近航行を再開してから、今回で4回目・5ヶ月ぶりの作戦となる。
米軍は目的について、関連国の過度な海洋・領土主張をけん制するためとした。
報道によると、米国の国会議員と防衛専門家の一部は、米軍が南中国海でより直接的な航行の自由作戦の実施を広げていないと批判している。「ディケーター」は今回、中国が支配する島嶼から12カイリ内に入らず、一部の人を失望させた。今後さらに多くの批判を招くことだろう。
米海軍のミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」は今年1月、同海域で航行の自由作戦を実行中、中建島から12カイリ内に進入した。