習近平国家主席は19日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)・CEO サミットで基調演説し、中国の経済発展の前途は明るく、中国の発展は世界のチャンスだと述べた。中国の今後5年間の輸出額は8兆ドル、外資利用額は6000億ドル、対外投資総額は7500億ドル、海外旅行者数は延べ7億人に達する。これは世界各国により広大な市場、より十分な資本、より豊富な商品、より貴重な協力の契機をもたらす。
商務部研究院学術委員会副主任の張建平氏は「中国の世界経済への貢献はすでに非常に際立っている。中国は将来的に、世界経済により大きな市場と機会を提供できる。習主席が言及した5年間の関連データは、中国市場の旺盛な需要を示した。平均的に見ると、毎年の輸入額は1兆6000億ドル、外資利用額は1200億ドル、対外投資額は1500億ドルで、アジア太平洋のすべての国にとって軽視できない規模だ。中国は4年連続で世界最大の域外旅行消費国になっており、世界観光収入への寄与度が平均13%を超えている。7億人の海外旅行者は、各国により大きな経済効果をもたらす」と表明した。
習主席は中国の発展について、中国は現在と今後一定期間に渡り、次の四つの面から経済発展を促す措置を講じると述べた。まず、供給側の構造改革の推進に力を注ぎ、経済発展方法のモデルチェンジを加速する。次に、革新的発展の促進に力を注ぎ、新旧の原動力の切り替えを実現する。それから、高水準の双方向開放の推進に力を注ぎ、互恵とウィンウィンを堅持する。最後に、発展の共有、グリーンな発展の実現に力を注ぎ、人々の幸福を促進する。
この4つの措置は中国経済の方向を指し示したばかりでなく、他国の中国との協力に重要な契機をもたらした。商務部研究院国際市場研究所副所長の白明氏は「中国の経済発展の内的動力は、対中投資や各国の貿易に必然的にチャンスをもたらすだろう。中国は現在、供給側の構造改革を推進し、海外の資本と商品に機会をもたらしている。消費のアップグレードは高級消費財の中国進出の機会をもたらし、産業のアップグレードは先端技術に発展の機会をもたらした。『三去一降一補』(過剰生産能力の削減、在庫の削減、デレバレッジ、 コストの引き下げ、弱点の補強)のうち、『弱点の補強』は他国が長所により中国と協力する機会をもたらした」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月22日