中国共産党中央規律検査委員会国際協力局は、今年で13回目となる「国際腐敗防止デー」を迎えた12月9日、中国における国際逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収行動は、2016年、顕著な効果が得られたことを明らかにした。人民日報が報じた。
国際逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収行動盗品は重大な進展を得た。11月末の時点で、今年の「天網」行動において、計70あまりの国家・地域に逃亡していた指名手配犯908人を逮捕・強制送還させた。このうち海外に逃亡した国家公務員は122人、汚職総額は23億1200万元(1元は約16.6円)、「百名紅通人員(海外に逃亡した汚職腐敗犯トップ100人)」は10人。2014年1月から2016年11月までの間に、海外逃亡犯2442人を逮捕・強制送還させた。党員・国家公務員は397人、汚職総額は85億4200万元、「百名紅通人員」は37人にそれぞれ達した。新たに海外に逃亡した指名手配犯の数は、さらに減少した。
また、二国間交流は、さらに強化された。2016年、中国代表団32組が43ヶ国・地区を訪れ、海外からは35組の代表団と4組の国際組織を受け入れた。また、続けさまに6件の二国間反腐敗協力合意書に署名し、54ヶ国・1国際組織の訪中団のために、13回にわたり国内の反腐敗工作について紹介した。
多国間協力の成果も実り多いものだった。1年間で8回の国際会議を開催し、各種国際会議に13回参加。G20杭州サミットでは、3項目の重要成果がアジェンダとして取り上げられ、「G20杭州サミット公報」に記載された。
「国際連合腐敗防止条約」履行状況審議において、中国は前向きな評価を得た。同条約の履行状況報告審議システムによると、中国は2013年7月から、履行状況の審議対象となっている。今年11月16日に審議報告執行摘要が発表され、審議は基本的に終了した。摘要では、反腐敗行動に断固として臨む中国の決心と姿勢が高く称賛され、中国の反腐敗行動の成功事例と優れた方法が高く評価された。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月11日