米海兵隊は中国をけん制するため、日本の岩国基地にF-35B戦闘機を配備した。同機の長期海外配備はこれが初。同機は革命的なレーダー回避能力を持つが、中国にも手がないわけではない。米ビジネスインサイダーが20日伝えた。
同機は初歩的な作戦能力を持つにとどまっている。アジアにこの戦闘機を配備することは、米国が太平洋地域のパワーバランスの問題を、本気で重視していることを示している。中国はアジア太平洋で、間もなく発足するトランプ政権に対して、真っ向から対立する姿勢を示している。同機は確かに技術の奇跡を代表しており、かつ米軍の空の勢力のうち最高かつ最も全面的なシステムだが、南中国海で大きな課題に直面することになる。
豪戦略政策研究所のベテランアナリストは「中国は長期的に、南中国海の軍事施設により同機の革命的な能力に対抗することを研究してきた。中国が南中国海に広く配備している軍事能力は、ステルス機に対抗するネットワークを形成した。このネットワークは同機を発見・追跡する能力はないが、その大まかな方向を伝えることができる。先進的なアンチステルスシステムは、フェイズドアレイレーダーとマイクロ波によってステルス機の位置を特定するが、追跡することはできない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月22日