今年も全国「両会」(全国人民代表大会、全国政治協商会議)の時期になった。供給側構造改革の深化の節目となる今年、両会は多くの期待を担っている。中国の2016年のGDP成長率は6.7%で、26年ぶりの低水準となったが、その他の主要経済国と比べると、依然として高い数値となっている。これを背景とし、中国経済が2017年にどのようなスタートを切るか、さらにどの分野で改革を掘り下げるかは、代表委員と社会各界が避けては通れない話題だ。
代表委員は問題意識を持ち政治に参与し、共に国の今後を協議する責任を持っている。中国の全面的な改革深化の主要枠組みがほぼ構築されており、2017年は全面的な改革深化を掘り下げて推進する重要な一年になった。彼らの提案は大小に関わらず、発展・大局・国民生活に知恵を貢献しなければならない。
中国経済の活力を引き出すためには、生産要素を活用する制度づくりを重視する必要がある。両会は知恵を汲み取る場である。経済・社会の発展を促す知恵を集めることで、中国経済の活力と潜在力を引き出し、自信と動力を強める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月5日