国連平和維持活動への積極的な参加
中国共産党第十八回全国代表大会の報告は中国の軍隊がこれまで通り各国と軍事的協力を強め、軍事的な相互信頼を促進させ、地域と世界の安全保障事務に関わり、国際政治と安全保障の分野において積極的な力を発揮していくことを表している。
中国は積極的に国際安全保障協力に参加しており、近年は国連の決議に従い大規模な平和維持活動の人員を海外に派遣した。銭氏は、1990年から現在まで中国の軍隊は合わせて3万人以上の士官と兵士を派遣し、10カ国以上で国連平和維持活動に参加したと説明した。そして現在、まだ2600人以上の人員がアフリカと中東地域の9カ所の任務担当区域で任務を行っている。2008年12月から現在、中国の軍隊はアデン湾とソマリア沖に24の海軍艦艇編隊を派遣し、6900艘以上の中国および海外の商船を護衛した。
中国の軍隊は、一連の国際的な軍事行動への参加を通じて自軍の透明度を改めて示し、世界に中国を理解してもらい、中国の軍隊建設・改革の状況を理解してもらおうとしている。(文=『今日中国』記者・ 周琳)
『人民中国ネット版』より2017年3月11日