中国国内のクルーズ船会社の多くが、韓国経由便を運休することを決めている。韓国の関連業界では、この集団キャンセルが少なくとも、今年6月末までは続くと見られている。聯合ニュースが16日に伝えた。
関連業界によると、中国国内のクルーズ船会社の多くが、3月15日から6月末まで韓国経由便を運航しないと発表した。この措置により中国を出発して韓国に寄港するクルーズ日程のうち182件がキャンセルされ、中国人客36万人が韓国に立ち寄らないことになった。
業界関係者は「クルーズ船会社にとって、北東アジアでよく売れるのは韓日に寄港する航路のため、絶対に放棄はできない」と話す。状況が好転すれば、7月以降は韓国経由便を再開する可能性もある。
また訪韓中国人客の減少を受け、多くの航空会社が中国発・韓国着の航空便の減便もしくは運休を発表している。中国東方航空公司は16日より寧波発清州着を運休し、春秋航空は3月16−26日の寧波発済州着を運休。大韓航空は3月16日から4月23日の韓国発中国着の8本を減便。アシアナ航空も3月15日から4月30日の韓国発中国着の12本を減便する。
ある航空会社の関係者は「韓国から中国に向かう航空便に乗る観光客が激減しており、当社は減便を迫られている。韓国発東南アジア着の航空便の需要が増えていることから、当社は増便を検討している。同時に韓国発中国着の航空便の需要の変化に積極的に対応していく」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月17日