中国初の国産空母、海軍設立日に進水か

中国初の国産空母、海軍設立日に進水か。

タグ: 中国,国産空母

発信時間: 2017-03-27 13:59:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国産空母がこのほど、域外メディアの注目の焦点になった。多くのメディアは、中国初の国産空母が4月23日の「海軍節」に進水する可能性があると推測している。

2隻目の空母が来月進水か

台湾「中時電子報」は5日「3月よりネット上で公開されている001A型航空母艦の写真を見ると、この中国大陸初の国産空母は下塗りを終えたようで、アイランドではガラスやフェイズドアレイレーダーなどの設備の取り付けが始まっている。最近公開された写真を見ると、すでに甲板の整理が始まっており、近日中に進水する可能性が極めて高い。進水日は解放軍海軍設立日、つまり4月23日になる可能性がある」と報じた。

進水の条件が整う

英軍事週刊誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』の記事によると、中国初の国産空母の下塗り完了後、ドック内の作業がほぼ終了し、進水の条件を備えている。

中国大陸部の軍事専門家によると、進水は艦艇建造の重要な節目だ。この時期に艦艇は艦体の構造、塗装、動力システムなど一部の大型設備の取り付けを完了している。進水後はさらに、電子設備や艦載武器など艤装を行う。当然ながら一部の艤装は、進水前に行われ、一部モジュールの建造中にすでに終わっているものもある。そのため現代艦艇の進水は、建造のほとんどが完了していることを意味する。

中国大陸部の空母専門家、李傑氏は26日「建造の進捗を見ると、国産空母は確かに進水の条件がほぼ整っている。しかしいつになるかは、さまざまな要素にかかっている。一般的には、空母という大型艦艇の進水式は、いい加減な時期に行うことができない。有意義な記念日を選び、国産空母の海軍及び解放軍における重要な地位を示すことになるだろう。この点から論じると、海軍節は確かに適切な日だ。しかし進水はさらに、多くの要素と関わる。例えば海軍という戦略軍種への国の重視を示すため、大型艦艇の進水に当たり政府高官が出席することが一般的だ。そうなれば指導者のスケジュールに合わせなければならない」と指摘した。

戦闘力は英仏の空母に劣る?

台湾メディアの報道によると、「山東艦」と命名される可能性のある001A型空母は、全体的な能力で米国のニミッツ級やフォード級との間に大きな開きがあるが、英国のクイーン・エリザベス級やフランスのシャルル・ド・ゴールにやや勝る可能性があるという。さらには、ロシアのアドミラル・クズネツォフやインドのヴィクラントを大きく上回るという。報道によると、山東艦は中国の今後を切り開く空母で、遼寧艦の旧ソ連の技術特徴を引き継ぎ、さらに西側空母の一部技術を吸収し、中国の特色ある現代化ハイテク空母になった。

李氏は「中国の空母発展は、一定の成績を手にしたが、西側空母大国との差を客観的に評価しなければならない。シャルル・ド・ゴールは原子力、カタパルト発艦を採用し、さらに固定翼の早期警戒機を搭載している。そのため001A型とこれを単純に比較することはできない。技術以外にも、英仏などの西側強国の空母応用の、歴史的な蓄積を見る必要がある。中国は世界最先端の空母技術に注目し、追いつこうとしてきた。さらに関連システムで一定の成果も手にしており、英仏の空母を抜くのは時間の問題だ」と分析した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月27日

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