中国が南沙に空港を建設、南中国海地域全体を網羅

中国が南沙に空港を建設、南中国海地域全体を網羅。

タグ: 南中国海,空港

発信時間: 2017-03-29 15:33:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人にこの朗報を伝えてくれた米国に感謝する――中国の軍事掲示板で、多くの軍事マニアが米シンクタンクのアジア海事透明性イニシアチブ(AMTI)に対して、このように書き込んでいる。ある軍事ブロガーによると、中国の南中国海の永暑礁・渚碧礁・美済礁における「鉄のトライアングル」堡塁空港が竣工したという。いずれも3000メートルの滑走路を持つ大型空港で、戦闘機と大型爆撃機の離着陸が可能だ。南沙の3空港と西沙・永興島の空港を軸とし、1000キロを半径とすると、南中国海地域全体をほぼ網羅できる。

中国の南中国海の島礁建設に対して、米国の一部で懸念が広がっている。米シンクタンクのランド研究所は2015年に発表した報告書の中で、中米が南沙諸島で武力衝突した場合、中国側が不利になるとしていた。しかし中国が南中国海で軍事力の配備を着実に推進するなか、中米の軍事力の対比にどのような影響が及ぶのだろうか。

中国の軍事専門家の李傑氏は28日「南中国海は中国にとって非常に重要な海域だ。南中国海は一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略が展開される海域・地域であり、中国の未来の海上権益保護、利益の拡張にとっては給油地点となる。安全・軍事面から論じると、南中国海の島礁の建設が完了すれば、西沙・東沙の施設と共に重要な大型トライアングルを形成する。3者間の相互支援・依存は、中国の南中国海における安全と安定、軍事力の配備に対して極めて重要な力を発揮する。南中国海は太平洋とインド洋につながる極めて重要な中枢で、東西南北や上下を問わず、中国の国防戦略と海洋戦略に対して欠かせない独特の役割を演じる」と指摘した。

別の軍事アナリストも「軍事戦略から論じれば、南中国海の島礁は中国が大洋を馳せるための礎であり、同時に列島線の封鎖を突破するハサミでもある。これは包囲網内に入った拠点や砦のようなものだ」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月29日

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