習近平国家主席は4月6日、専用機で米フロリダ州に到着した。写真は、飛行機を降りる習近平主席と彭麗媛夫人。
首脳会談の話題は
今回の会談の重要な意義の他にも、どのような議題が上がり、どのような成果が出るか、それが国際情勢に対してどのような実質的な影響を及ぼすかが注目されている。
中米関係のバラストである経済・貿易関係が、重点的な話題の一つになると予想できる。ホワイトハウス国家経済会議のケネス・ジャスター氏は「トランプ大統領は貿易バランスの乱れに関心を寄せている。習主席と率直かつ効果的な手段により対話を行い、公平な競争、貿易障壁、市場参入などの問題の処理について議論する」と話した。
朝鮮半島情勢も重要な議題になる。現在の朝鮮半島情勢は複雑化しており、ミサイル迎撃システム「THAAD」の韓国配備により情勢の不安定性が高まっている。米国家安全保障会議アジア上級部長のマシュー・ポッティンジャー氏は「米国は中国と朝鮮問題の平和的解決で協力し、半島の非核化を推進しようとしている。これは米中関係の試練になる」と指摘した。
中米関係の内容にはさらに、安全関係、人文交流などが含まれる。国際・地域事業において、両国はテロ対策や気候変動などの分野でも、広く協力を展開できる。双方のこれらの問題を巡る意思疎通と連携は、地域と世界に対して重要な意義を持つと分析されている。
首脳会談は対話の機会を作り、協力枠組みを構築するため非常に重要であり、別のレベルでの交流にはない地位を占めている。具体的な問題については、両国の関連する職能部門、既存のルートとメカニズムがそれぞれの力を発揮することだろう。