米3大空母打撃群が半島に接近中? デマであることが明らかに

米3大空母打撃群が半島に接近中? デマであることが明らかに。 第3艦隊のホームページで8日発表された情報によると、ハリス米太平洋艦隊司令官はカール・ヴィンソン空母打撃群に対して、シンガポールを離れたあと豪州に向かうのではなく、北上するよう指示した…

タグ: 空母 カール・ヴィンソン 打撃群 朝鮮

発信時間: 2017-04-19 15:31:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ディフェンス・ニュース、ワシントン・ポストなどの米メディアは現地時間17日、米国防総省及び海軍当局者の話として、「複数のメディアが最近、米空母が朝鮮に接近中と騒ぎ立てているが、これにはまったく根拠がない。カール・ヴィンソン空母打撃群は、朝鮮半島からまだ数千キロも離れているからだ」と伝えた。これは米韓日の一部のメディアが報じた「米3大空母打撃群が北東アジアに集結」という説が、デマであることを意味する。

第3艦隊のホームページで8日発表された情報によると、ハリス米太平洋艦隊司令官はカール・ヴィンソン空母打撃群に対して、シンガポールを離れたあと豪州に向かうのではなく、北上するよう指示した。米軍当局者はCNNに対して「今回の行動は、朝鮮の最近の挑発行為への反応だ」と話した。その後、複数のアジアメディアはこぞって、カール・ヴィンソン空母打撃群が朝鮮半島に接近という情報を伝えた。

ディフェンス・ニュースの17日の報道によると、カール・ヴィンソンの艦隊はシンガポールを離れたあと、北上していなかった。米海軍の公式サイトに掲載された写真付きの記事によると、同艦隊は15日、インドネシアのスマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡を通過し、インド洋に向かった。韓国が大々的に報じている朝鮮半島の海域から、5600キロ以上も離れている。各メディアは、米空母が朝鮮に圧力と全力で喧伝しているが、カール・ヴィンソンは豪州と「西太平洋」合同演習を実施中だ。

米メディアによると、マティス国防長官は11日にワシントンでハリス司令官と会談し、「異常事態でなければ、カール・ヴィンソンの計画を勝手に変更してはならず、空母の北上を勝手に命じてはならない」と注意を促した。マティス長官は国防総省で記者団を前にし、「カール・ヴィンソンは長期的に西太平洋に駐留し、同海域で自由に航行している。現在、空母を朝鮮に派遣する必要を示す、緊張情勢を確認していない」と話した。

米海軍と太平洋軍の当局者は15日、ディフェンス・ニュースに対して、カール・ヴィンソンが韓国に接近中という報道が続き驚いていると明かした。海軍当局者は「そのような情報を発表したことはない」と述べた。同氏はさらに、米軍の3大空母打撃群が数週間内に朝鮮半島に集結という情報を完全に否定した上で、空母「ロナルド・レーガン」が横須賀基地で整備中で、5月にようやく完了する見通しと強調した。韓国メディアが報じた別のニミッツ級空母は、朝鮮半島から9100キロ以上離れたカリフォルニア州にある。ニミッツ級は今春、西太平洋に向かう予定となっているが、これはカール・ヴィンソンが米豪「西太平洋」合同演習に参加する空白を補うためだ。米海軍の当局者は、同空母打撃群には、事前に出動する計画はないと話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月19日

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