中国の原潜造船所が公開 5−6隻同時建造も可能

中国の原潜造船所が公開 5−6隻同時建造も可能。 中国人民解放軍は渤海造船所で巨大な工場を建設し、最新の原潜を生産している。その総組立ラインはこのほど、珍しくも公開された。米空母がアジア太平洋での動きを活発化させ、南中国海・東中国海の係争が続く中であり、別の意図が込められているようだ…

タグ: 原潜 造船所 工場 海軍 攻撃 ミサイル

発信時間: 2017-04-22 10:40:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民解放軍は渤海造船所で巨大な工場を建設し、最新の原潜を生産している。その総組立ラインはこのほど、珍しくも公開された。米空母がアジア太平洋での動きを活発化させ、南中国海・東中国海の係争が続く中であり、別の意図が込められているようだ。19日付香港経済日報が伝えた。

渤船重工の前身は遼寧渤海造船所で、中国で唯一の原潜を建造する工場だ。かつて世界最大だったロシア・セブマッシュ造船所の原潜生産ラインと比べると、新たに稼働開始したこの工場は長さも幅も上回っており、まさに「世界最大」だ。同時に原潜5−6隻を建造できる。

中国の原潜の建造は空母と同じく、分段式モジュール化建造となっている。今回公開された総組立ラインの他にも、工場内には耐圧構造生産ラインがある。

渤船重工は昨年8月、新型総組立ラインを建設済みと初公表した。当時から、解放軍の最新の原潜を建造すると推測されていた。

今回はさらに、新型総組立ラインの内部の画像が公開され、同時に原潜2隻の総組立作業が可能と推測されている。095/096型原潜を同時建造でき、中国の原潜の生産拡大を示す重要な目印となっている。

095型は中国海軍第3世代攻撃型原潜で、艦隊の設計を改良し、ポンプジェット推進システムを搭載するとみられる。騒音を大きく下げ、隠密性を高める。

096型は解放軍海軍が開発する弾道ミサイル原潜で、中国はその性能を公開していない。096型の艦隊の設計は、西側の弾道ミサイル原潜に近いと推測されている。注意すべきは、中国が同時に射程距離1万2000キロのJL-3潜水艦発射ミサイルを開発していることだ。両者を組み合わせることで、米国の大きな脅威となる。

米サイトも先ほど、中国が原潜生産ラインを3本保有しており、同時に4隻を建造する能力をつけていると報じた。これは解放軍が3年内に原潜を10−12隻建造し、真の抑止力を持つ「水中長城」を建設する可能性を意味している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月22日

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