安保理の対朝決議、各国は全面的に履行を=王外交部長

安保理の対朝決議、各国は全面的に履行を=王外交部長。

タグ: 対朝決議 安保理 王毅

発信時間: 2017-04-27 15:59:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の王毅外交部長はベルリンで26日、ドイツのガブリエル副首相兼外相と共同記者会見を開いた際に、質問に対して「各国は国連安保理の朝鮮問題に関する決議を、全面的に履行するべきだ」と強調した。王部長は次のように話した。

朝鮮半島では最近、懸念されていた重大事件は起きていない。半島は平穏かつ無事であるが、これはまず南北の人々の福であり、平和を愛するすべての国の願いでもある。この局面は人々が共に努力し、関連当事国が自制を維持した結果だ。同時に、半島の比較的安定した状態は極めて脆弱であり、いつでも変化が生じうることに注意が必要だ。中国側は各国に対して、対立を激化させる措置を講じないよう求める。

半島情勢が再び緊張化してから、各国は新たな接触・交流を開始し、異なる顔ぶれの会合が相次いで開かれている。ここで強調したいのは、国連安保理の現在までのすべての朝鮮関連決議には、終始次の2つの内容が含まれていることだ。まず当然ながら朝鮮の核保有に反対し、核ミサイル開発を阻止する措置を講じている。その一方で平和的な手段による問題解決、情勢の緊張を激化させる行為の回避、六カ国協議の早期再開を強調している。安保理決議の履行は自国の需要を満たすだけでなく、全面的であるべきだ。制裁の実施は決議の履行であり、対話の再開も決議の履行だ。核ミサイル実験の継続は当然ながら安保理決議に違反しており、半島での軍事演習も明らかに決議の精神に合致しない。

半島の核問題を一日も早く対話と協議の軌道に戻すことが喫緊の課題だ。ドイツは中国の「2つの一時停止」という提案に理解と支持を表しており、私はこれを評価している。「2つの一時停止」の目的は、各国を交渉のテーブルに戻らせることであり、これは一歩目にすぎない。半島の非核化実現、半島の平和枠組みの構築という中国側の目標は、揺るぎないものだ。中国側はこれに向け、建設的な力を発揮し続けたい。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月27日

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