075型強襲揚陸艦、空母より広い用途に注目

075型強襲揚陸艦、空母より広い用途に注目。

タグ: 075型強襲揚陸艦

発信時間: 2017-05-09 14:46:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

複数の域外メディアは最近、中国が075型強襲揚陸艦を建造中という情報を伝えた。この作戦プラットフォームには固定翼機を発着艦させる能力があり、また空母を除く中国で最大の水上艦の可能性があるため、情報が伝わるとネット上の軍事ファンが大喜びした。

中国の強襲揚陸艦、その性能は?

香港紙・南華早報によると、中国は075型強襲揚陸艦を建造中で、2020年に海軍に就役を予定しているという。中国軍は同艦を用い、東中国海と南中国海を巡航すると見られる。同艦の全長は250メートル、幅は30メートルで、排水量は約4万トン。既存の強襲揚陸艦のうち最大級となっている。トン数を見ると、米国のワスプ級強襲揚陸艦(排水量は4万500トン)と同等だ。国内メディアの報道によると、同艦は全通甲板を採用し、ヘリ30機を搭載できる。同時にヘリ4機を離着艦させられる。また広々とした格納庫があり、各種上陸ツールと水陸両用車を搭載できる。

075型の用途は?

中国の軍事専門家である李傑氏によると、強襲揚陸艦には非常に多様な機能がある。米国の強襲揚陸艦を例とすると、制空権奪取の態勢に入ると、F-35B戦闘機のフル搭載が可能だ。攻撃態勢に入ると、大量のMV-22 オスプレイを運用し、海兵隊員の垂直上陸を行える。対潜態勢に入ると、すべてを対潜ヘリに替え、対潜作戦の武器と司令塔になる。この任務の需要に応じ異なる機種を搭載できることは、強襲揚陸艦の多機能海上移動型プラットフォームとしての最大のメリットだ。

中国はすでに複数の071型ドック型揚陸艦を保有しており、初の国産空母も進水したばかりだ。075型の未来の位置づけは、どうなっているのだろうか。李氏によると、空母は陸上の航空兵の作戦半径を超える遠洋において、艦隊全体を空から守り、制空権を奪取することができる。強襲揚陸艦は主に上陸作戦を実行し、ヘリを運用し空中支援や垂直上陸を展開する。また強襲揚陸艦は海軍陸戦隊員を数百人搭載でき、戦闘力を海から陸に輸送することができる。強襲揚陸艦は未来の海上における局地的な衝突において、空母よりも柔軟に力を発揮し、高い効果を得ることができる。低コストで、しかも空母ほど他国を刺激しない。李氏は、固定翼機を搭載するまで、075型は空母と同時に運用できると指摘した。

艦載機の内容は?

李氏は、中国は長期的に見ると、米国のF-35Bのような短距離離陸・垂直着陸が可能な第4世代機を開発するべきだとした。しかし中国はFC-31「鶻鷹」を先に搭載するなど、空母向けに最新の艦載戦闘機を優先的に開発すべだ。また中国は075型の戦力投入能力を強化するため、大型ヘリの開発を急ぐべきだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月9日

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