米国防総省ミサイル防衛局は30日、同日行われた米国の大陸間弾道ミサイル(ICBM)に対する迎撃実験が成功したと発表した。CNNの30日の報道によると、米国が地上配備型ミサイルでICBMを迎撃したのはこれが初。
CNNによると、米軍がカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から発射した迎撃ミサイルは、太平洋のクェゼリン環礁から打ち上げた模擬ICBMと「直接衝突」した。ミサイル防衛局のシリング局長は、実験成功は「信じがたい成果」であり、同プロジェクトの「重要な一里塚」だと語った。
米ICBM迎撃実験の参考画像
BBCの30日の報道によると、これは米国史上18回目の地上配備型ミサイルによる迎撃実験だ。直近の実験は2014年6月で、2008年ぶりの成功を収めた。米国は1999年以降の17回の実験で9回成功しており、そのいずれも射程距離が短いミサイルだった。ICBM迎撃実験は今回が初。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月31日