F-35が飛行停止、欧州が第5世代機の自主開発を検討

F-35が飛行停止、欧州が第5世代機の自主開発を検討。

タグ: F-35

発信時間: 2017-06-14 14:30:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米空軍アリゾナ州ルーク空軍基地は、世界最大のF-35飛行訓練基地だ。5月2-4日まで、基地のパイロット5人が、飛行訓練中に低酸素もしくは酸素供給不足の問題を報告した。パイロットは予備の酸素供給システムを作動し、着陸することを余儀なくされた。米空軍は当初、本件をそれほど重視していなかった。米空軍は6月9日、ルーク空軍基地のF-35戦闘機55機を1日飛行停止し、12日に正常な訓練を再開する指示を出した。12日付星条旗新聞が伝えた。

戦闘機の酸素供給システムの故障は、米軍機の飛行安全の一大リスクになった。米空軍のF-22ステルス戦闘機1機が2011年に墜落し、事故後の調査により酸素供給システムの故障が原因だったことが分かった。米政府監督プロジェクトチーム高級研究員は「軍用機の酸素供給システムの故障が多発し、失望し困惑している。これが最も基礎的な機能であるからだ」と述べた。

飛行停止問題の影響が広がり、F-35の欧州でのさらなる普及を脅かす恐れがある。欧州諸国が同機の購入を検討しているが、これに続こうとしていたその他の欧州諸国は考えを変えたようだ。ロシア・スプートニクは12日、エアバスが次世代欧州戦闘機「未来の戦闘航空システム(FCAS)」の開発準備に入ったと伝えた。エアバス軍事プロジェクトマネージャーは、ドイツとスペインが同計画に加わっており、フランスも加わる予定と話した。欧州が次世代戦闘機を自主開発すれば、各国の現役機の後継機にできるほか、戦闘機メンテンナンス・使用基準を統一化し、EU諸国の防衛費を削減できるというのだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月14日

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