韓国軍の官僚は13日、朝鮮半島の非軍事区付近で先週発見されたドローンの残骸を分析したところ、ドローンは星州郡基地にあるTHAADを撮影していたことがわかったと発表した。
韓国聯合ニュースによると、この墜落したドローンは先週、江原道の仁済山で住民により発見された。ドローンは翼の長さ2.4メートル、機体の長さ1.8メートルで、ソニーのカメラを搭載。
韓国国防部の官僚は、軍当局はドローンの64GBのメモリーチップを分析し、数多くの写真を見つけたと明かした。その多くが林や居住エリアを撮ったものだったが、THAAD配備地の写真も10数枚あった。撮影高度は2000~3000メートルとみられるが、解像度は高くないという。
9日に住民から正体不明の飛行物体を発見したという報告を受けたことを発表した際、韓国軍連合参謀本部は大きさと形状から、朝鮮のドローンの可能性が高いとしていた。
今年4月26日、韓米は朝鮮のミサイル威嚇からの防衛を理由に、地元住民と隣国の強い反対を押し切ってTHAADシステムを慶尚北道星州郡に配備し、韓国国内でTHAAD配備問題を見直すべきとの声が絶えず上がった。6月7日、文在寅政府はTHAADの追加配備を見送り、配備地の環境影響評価を全面的に実施すると発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月14日