第1回中米外交・安全保障対話、4つのシグナルを伝える

第1回中米外交・安全保障対話、4つのシグナルを伝える。

タグ: 中米外交・安全保障対話 朝鮮半島 南中国海

発信時間: 2017-06-23 09:29:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

シグナルその三 共通認識の拡大に尽力し、食い違いをコントロール

注目すべきは、双方が初の中米外交・安全保障対話で、一つの重要な共通認識を示したことだ。これは互恵・協力分野の拡大に共に尽力し、相互尊重を踏まえた上で食い違いをコントロールし、中米関係の長期的・安定的で健全な発展を促すということだ。

朝鮮半島の核問題から南中国海問題、国際テロ対策から中東・アフガンなど両国が共に関心を寄せる国際・地域問題など、双方は対話の中で重大もしくは敏感な問題を直視した。米シンクタンク、ブルッキングス研究所ジョン・ソーントン中国センターの李成ディレクターは「今回の実務的な対話において、中米が共に関心を寄せる外交・安全面の問題の、ほぼすべてが取り上げられた」と述べた。

ティラーソン長官は米国務省の記者会見で「中米は今回の対話のように、共通する安全の利益をめぐる問題で協力分野を拡大することに取り組む必要がある。両国は食い違いを直視しすることで、初めてこれを縮小し問題を解決することができる」と述べた。

シグナルその四 中米関係の長期安定を促進

中米関係は世界で最も重要な二国間関係の一つだ。中米の定例対話・協力枠組みは、両国関係発展の重要な支柱だ。楊国務委員は対話において「両国首脳の共通認識に導かれ、両国関係は最近、新たな積極的な進展を手にしている。双方は中米関係の発展の大方向をしっかり把握し、中米関係のさらに積極的な進展の実現を促すべきだ」と述べた。ティラーソン長官は今回の対話について「過去40年に渡り、中米関係は深い変化を経験した。今回の対話は我々が次の40年に、いかに接触し共存するかを考える機会を与えてくれた」と話した。

中米首脳の共通認識、相互依存の現実、共通の利益により、期せずして次の40年という同じ目線に立つことができたが、これは今回の対話で積極的な成果が得られた重要な原因と分析されている。

当然ながら一度の対話で、中米間のすべての問題を解決できるわけではない。習主席が強調したように、中米両国に食い違いが存在するのは正常であり、重要なのは敏感な問題を適切に処理し、食い違いを建設的にコントロールすることだ。

意思疎通は協力と食い違いのコントロールを実現する基礎であり、協力は唯一の正しい選択肢だ。国際構造に大きな変化と調整が生じるこの時代、中米が二国間関係の長期安定を維持することは、世界平和と発展への重要な貢献となる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月23日

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