平凡な星州の母親たちが繰り広げるTHAAD反対の戦い

平凡な星州の母親たちが繰り広げるTHAAD反対の戦い。 2016年7月に韓国と米国がミサイル防衛システム「THAAD」の韓国への配備を宣言して以来、星州(ソンジュ)の人びとは反対の声を上げ続けてきた。ドキュメンタリー映画『ブルーバタフライ効果』はこれを題材に、THAADに反対する人びとの苦難の道のりを追った…

タグ: THAAD ソンジュ 韓国 反対

発信時間: 2017-06-29 15:38:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「子どものため」から「平和のため」への変化

「星州に行って見てみたい」。星州でTHAAD配備への反対活動が始まってから5日後、パク・ムンチル監督はそう考えた。星州での見聞はパク監督に、ドキュメンタリー映画の撮影を決めさせた。

パク監督によると、星州の現場には、手作りの青い蝶リボンや手書きの横断幕がたくさんあった。横断幕の多くは、星州の母親たちが自ら、古い横断幕を縫い直し、絵を描いたものだった。パク監督はこうした品々に心を打たれ、母親らの物語を伝えようと決めた。

「この映画の主役はTHAADではなく人間だ」。映画撮影のため、パク監督は星州に100回余り足を運び、現地の人びとと交流し、彼らのこれまでの道のりや心境の変化に理解を深めた。「母親らのTHAAD反対の理由は、当初の『子どものため』から『平和のため』へと変わっていた。この変化は最も感動的なものだった」

ミサイル防衛システム「THAAD」配備の反対を題材とした映画は、韓国でも『ブルーバタフライ効果』が初めて。今年の全州国際映画祭でドキュメンタリー映画賞を獲得し、幅広い注目を集めた。制作費はわずか3000万ウォン。パク監督によると、撮影から制作、発行元探しまで、数々の困難に直面した。保守派が政権を握っていた時には、作品が映画館で上映されることは期待さえしていなかった。

パク監督は、「今になってようやく星州の真相がわかった。星州に行って見てみたい」と観客に言われ、映画を作ってよかったとしみじみ思った。

「THAADよ去れ、平和よ早く来い」がスローガン

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