韓国新任長官、慰安婦問題で日本に攻勢
韓国新任長官、慰安婦問題で日本に攻勢。
タグ： 鄭鉉栢 慰安婦
韓国の新任の鄭鉉栢・女性家族部長官は10日、首都ソウルに日本軍による慰安婦博物館を建て、前政権で中断している慰安婦関連史料の遺産登録申請作業を再開・加速させると表明した。また韓国は慰安婦被害国メモリアルデーを設立し、韓日の慰安婦合意を審査する予定だ。文在寅新政権は慰安婦問題で行動を続け、日本側に立場を示している。
鄭長官は10日、就任後初の公開公務で「ナヌムの家」（京畿道広州市）を訪れ、その慰安婦歴史館を見学し、慰安婦被害者記念銅像に献花した。慰安婦被害者と面談した際には、韓国政府は交通の利便性の高いソウル市街地に慰安婦博物館を建設すると表明した。「世界の人々に被害者の苦しみを記憶してもらうことは、日本から謝罪を受け入れるのと同じく重要だ。慰安婦問題は韓日間だけの問題ではなく、世界的な問題だ。慰安婦博物館の建設により、戦争と女性の人権侵害問題への注目を促すことができる」
国政企画諮問委員会も10日、慰安婦研究所と国立慰安婦博物館の建設計画を「国政課題」に盛り込む予定とした。韓国・ソウル経済によると、国政企画諮問委員会は10日発表した「男女平等政策推進計画強化案」の中で、毎年8月14日を「日本軍慰安婦被害者メモリアルデー」にすることを促進する方針を固めた。1991年8月14日、慰安婦被害者の金学順さん（故人）は記者会見で、日本軍の慰安婦強制連行の事実を証言した。
また韓国・聯合ニュースは複数の政府筋の話として9日、政府は間もなく発足する韓日慰安婦合意審査チームに専門家・学者を招き、審査の客観性を保証すると伝えた。具体的な審査内容は、両国が交渉中に被害者の意見に十分に耳を傾けたか、交渉が膠着状態に陥ったのち急に進展したのはなぜか、韓日はなぜ「問題は最終的、不可逆的に解決」などの文言を合意内容に盛り込んだのか、韓日合意後の政府の措置は妥当だったかなどが含まれる。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2017年7月11日
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