域外の大国、アジアへの口出しに熱中する理由とは?

域外の大国、アジアへの口出しに熱中する理由とは?。英国のテリーザ・メイ首相が先ほど訪日し、朝鮮の核ミサイルの脅威や同問題の解決策について公然と「口出し」したばかりか、日本の準空母「いずも」に乗艦し、軍事色を際立たせた。英国を含む海外から疑問の声が上がった…

タグ:テリーザ メイ 首相 EU 離脱 南中国海

発信時間:2017-09-04 14:10:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 朝鮮の核問題が現在、国際政治における一つのリスクになり、米国に大きな圧力を形成している。メイ首相がこの問題を利用し「力を尽くし朝鮮に圧力をかけるよう中国を促さなければならない」と発言したのも、英国の存在感をアピールすると同時に、中国を朝鮮の核問題の矢面に立たせるためだ。

 

 また先ほど中国とインドの間に生じた対立により、米日などは中国と周辺の重要国を切り離すチャンスを目にしたようだ。米国はインドに各種先進武器を輸出しており、安倍首相が間もなくインドを訪問しようとしている。

 

 東アジアと南アジアが大国の駆け引きの場となっているが、これは中国が大国として台頭する際に越えなければならない溝だ。また中国は客観的な要因により、この外部からの挑発を直視しなければならない。中国経済の発展により国力が強化され、軍事力も大幅に拡大した。しかし総合的な国力は、試練を乗り越え続けることで検証される。中国は現在も発展途上国であり、経済発展がすべてを代表するわけではない。経済発展がもたらした力は、一定期間をへてその他の実力に変えなければならない。

 

 中国は現在、上昇の段階にあり、一部の国はこれに適応するだろう。中国の外交は全体的にスムーズだが、一部勢力からの挑発を受けている。これは発展途上国ではなく、往々にしてかつての覇権国もしくは大国によるものだ。例えば南中国海では、域外国が事を構えており、中国の友人になる域内国が増えている。

 

 この複雑な環境下、各種問題における「多数を占め、少数に反対する」は依然として、中国の平和的台頭の重要な政策ツールとなる。(筆者:呉幼珉香港ベテランコメンテーター)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月4日

 


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